東京の観葉植物グリーンレンタル KIRIN PLUS株式会社

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暖かくなる季節に向けて、観葉植物は何をしたら良いのでしょう?

観葉植物にとって冬は大敵ですが、ここ近年は暖冬の年もあり、比較的管理もしやすくなったようです。
私達も観葉植物のレンタルを行う中で、冬は、枯れる場所が以前より少なくなってきたのを感じます。
その代わり夏の高温で植物を枯らしたり水枯れさせる事が多くなってきているのを実感しています。
温暖化で、2月頃から急に暖かくなったりもするので、観葉植物の冬から春へのシフトチェンジも少しずつ早くなって来ています。
今回は、暖かくなる季節に向けての、観葉植物の管理と対策などをご紹介します。

 

春の観葉植物の育て方

観葉植物の多くは一年を通しての成長の仕方があり、多くの品種が春には春の変化を見せます。
一般的には「春は観葉植物の成長期」といわれます。
厳しい冬を越えた後ですから、植物にとっては栄養を蓄えたり、新芽を出したりと大事な繁栄の時期になるのですね。
まずは、特に大事な「春の観葉植物の管理方法」を一つずつ確認しましょう。

 

春の観葉植物への水やり方法

観葉植物と水やりにはとても重要な関わりがあります。
水をやらなくても生き続けるサボテンのような植物ばかりではありませんから、定期的に適した量の水をやる必要があります。

ですが、やり過ぎにも注意です。
観葉植物を枯らしてしまう原因の多くは「水のやり過ぎ」ともいわれます。
多い分には良いだろうと思ってしまう方がたくさんいるということかもしれません。
水をやり過ぎると不必要な水を土の中に残すことになり、菌が繁殖して「根腐れ」を起こしてしまいます。

冬には少しだけで足りていた水の量も、春にはなれば本来の適量(鉢のサイズ、植物のサイズによる)をやる必要があります。
この時、鉢の下の受け皿にあふれるほど水をあげてください。
そして、受け皿内の水は必ず捨てること。
理由は上記と同じで、皿に水を残すと菌の繁殖の原因になります。

基本の水の上げ方は、少しずつ上げるのでは無く、土が乾いたらたっぷり上げるのが原則です。
私共も観葉植物(グリーンレンタル)をやっている中で、各植物の特性 廻りの環境 色々な条件を鑑みて水やりの量を変えています。
経験を積まないと難しいですよね。 でも毎日に植物に気を掛けてあげると少しずつ分かってくるモノです。

 

伸びすぎた枝葉を剪定する

春には水をたっぷりと吸い上げ、観葉植物はぐんぐん成長します。
この時、間延びした枝、伸びすぎた部分を思い切って剪定(切る)するのも一つの手です。
あまり大きいと養分が行き届かなくなることも考えられるので、見栄えなども考慮しつつ、できれば色味の悪くなった(黄味がかった)枝や葉を選んでやってみましょう。

そして、この季節、品種によっては新芽が見られます。
脇芽(枝の分かれる部分)から多くは芽を出すので、その脇芽から伸びる古い枝をカットするのも若い枝葉の多い健康的な観葉植物に生まれ変わらせる手段となります。

 

置き場所も変え、光と風を確保する

冬は室内で過ごさせる観葉植物も、春先以降は屋外に置いても大丈夫です。
植物にとって最も大事なのは「水」「光」「風(空気)」なので、気温や天気などを確かめつつ、日によっては屋外と屋内へ置き換えましょう。(3月4月は夜、冷え込む日もあるので、5月以降に外に出すのが安全です。)

ですが、環境をひんぱんに変えると植物にもストレスがかかるといわれます。
思わぬ病気やトラブルの元になるので、できれば屋内で品種に適した光と風通りを確保するのがおすすめです。

 

春以降は害虫に注意!

春は観葉植物にとって恵みの季節ですが、同時に虫や鳥など植物にとっての天敵も活動を始めます。
鳥に関しては屋内に置くかネットなどで保護できますが、虫は屋内外問わず植物に発生するので、対策に追われることでしょう。
ここでは代表的な二種の害虫に対する、一般的な駆除方法と予防方法をまとめました。

 

害虫その1「アブラムシ」

観葉植物に付く害虫で最も代表的なのは「アブラムシ」です。
アブラムシは黒い小さな身体を持ち、群れで観葉植物に住み付き、植物から吸汁(養分を吸う)し、栄養や水分を減らしてしまいます。

駆除の仕方は比較的簡単で「テープ」「ブラシ」などでも取り除けます。
また「牛乳」「石鹸」などを水で薄めて噴きかけると、アブラムシは死んでしまいます(植物にかかった分を洗い流すのを忘れずに)。
確実なのは専用の害虫駆除スプレーなどですが、容易に手に入ると思いますので、それらを使うのもよいでしょう。

 

害虫その2「カイガラムシ」

次によく見られるのが「カイガラムシ」です。
植物の世話をしている人以外にはあまり馴染みがありませんが、アブラムシ同様に植物の養分を吸い取る害虫なので、駆除する必要があります。


カイガラムシはいくつか種類がいて、白や赤茶色の身体をしています。
ほとんど動かないので、一見はホコリやゴミ、カビなどとも間違われます。
表面に不自然な点やデコボコが付いていたら、カイガラムシかもしれません。

駆除の方法はアブラムシ同様、ヘラやブラシ、テープなどでもできます。
専用の薬剤やスプレーなどを軽く使うのが手っ取り早いです。

害虫発生の原因は「空中の多湿 又は 逆に空気の乾燥(風通りが悪い)」「肥料をやり過ぎている」などが考えられるので、これらに気を付ければ、虫の発生を予防できますよ。

私共も お客様へ観葉植物のレンタルを行わせていただくと、カイガラムシの発生を一番良く見受けられます。オフィス等は、絶えず乾燥しているためです。

 

正しい管理で観葉植物に健やかな季節を

観葉植物の暖かくなる季節の対策や管理方法などを紹介しました。
春は植物にとって重要な成長の季節です。
水やり、空気の管理など、品種に適した環境を整えてあげましょう。
また害虫も活発に動き出すので、適した対策を取ることが重要です。

春を上手に過ごしてあげると、観葉植物はより若々しく見栄えも良く、健康的になります。
品種に関する細かな注意点も忘れずに、春を爽やかに過ごさせてあげてください。
そして植物が成長しだす季節のため、植替えを始める時期でもあります。
近い内にブログでも、植替えの説明をさせていただきたいと思います。

 

 

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